地色が意図した色と変わってしまった際に行う「染色補正」

染色補正は、江戸時代から存在する着物の色を補正する技術です。色抜けや色焼け、染料しみなど、地色が破壊されてしまった際には、この染色補正によって元の色に近づけます。江戸時代は天然染料を利用していたらしいですが、現在は化学染料を使って行います。東京都染色補正しみぬき組合という厚労省認定の団体があり、国家検定として染色技能検定試験を実施しています。当社にも、着物の技術を絨毯に活かす有資格者「染色補正技能士」が2名(追分敏彰、追分脩司)おり、東京都染色補正しみぬき組合に所属しています。

この資格の何がすごいかというと、国家検定で唯一、しみ抜きの実技検定があるのです。

技能検定においては、着物の生地を使って、以下の課題が同時に出されます。(2級の場合)

・「卵」「すきやき」「マジック」「墨」のしみ抜き

左上:墨汁 左下:マジック 右上:卵白 右下:すきやき

しみ抜き前

しみ抜き後

・「紋抜き」……グレー無地の生地の指定場所に家紋を抜染して型通りに抜く

グレー無地の生地に紋を型通りに抜く

ど真ん中に家紋を型通りに色抜きする(抜染という)

ど真ん中に紋抜きをする

たくさん紋抜きがあるのは、私が検定試験前に練習した為

・「友禅直し」……着物のデザインを間違えている部分を抜いて正しいデザインに補正

友禅のデザインが間違っている。青ははみだし、緑はピンクが入ってしまってきている。

施工後

実際のしみ抜き技術の他、仕事の段取り力も問われます。油性汚れ洗い処理や、水洗い処理後の乾燥時間、酵素を付けた後に放置する間(酵素による分解染み抜きは、タンパク分解酵素を溶かした液を付けた試験生地を、人肌くらいの温度にするのと、分解にかかる「時間」が必要)にそれぞれ違う課題をこなします。

クリーニング師にもしみ抜きの実技試験はありますが、内容はしみの判別と、しみ抜き剤の選定です。当社では、日本の歴史ある染色補正技術と、ペルシャ絨毯の修理技術を継承して応用し、手織り絨毯メンテナンスとしてサービスを提供しています。

しみ抜きはクリーニングとはまったく別の工程になります。また、しみぬき料金のお見積は現物を確認する必要があるため、弊社へお持ち込みいただきご相談させていただくのが一番良いと思います。まずは弊社のLine公式アカウントへお問い合わせください。

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株式会社大成コーポレーション 追分脩司

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