天然染料と合成染料。色素としては同じ染料の違いとは?

絨毯を染めるのに使われる染料には、天然モノと合成されたモノがあります。そして絨毯においては必ずしも「天然染料=良い」「合成染料=悪い」とは言えません。色素としては同じようなものだからです。

ゾランヴァリ社の染色工場 茜で染めているところ

ではこれらにはどんな違いがあるのでしょうか? それは2つの面から見てみるとわかりやすいです。

機能としての染料:色を濃くするためには染料が多くかかります。合成染料であれば比較的簡単に色は濃くでき、退色堅牢性(色落ちのしづらさ)は一般的に天然染料よりも強いです。

意味としての染料:天然染料は一般的には色飛びしやすく、また意図した色に染めるのが難しかったり、草木の原料に含まれる不純物により色ムラが出たりします。つまり、手間=コストがとてもかかります。しかし、だからこそ染色の工程にストーリー生まれ、そこが絨毯を奥深くして楽しくもあります。

石油が発見されて以降、世界的に見て、絨毯の多くが合成染料を使って作られてきました。そんな中、「ギャベの父」と呼ばれるイランの絨毯・ギャベ取扱会社のレザ・ゾランヴァリ氏は、草木染めギャベの復興のために、草木染めの知識を持った遊牧民の部族を探し歩き、そのノウハウを教わり、試行錯誤を重ねることで、現在のギャベの柔らかくて優しい色合いや、染めムラにたどり着いたとのことです。余談ですが、2017年6月に北海道医療大学で開催されたシンポジウム「紫染と薬用としての世界のムラサキ科植物」に参加したところ、「天然染料染めの服と合成染料染めの服では、前者の方が肌のストレスが少ない」という研究報告がされました。このことから、天然草木染の絨毯はからだへのストレスが少ないと言えるかもしれません。

染料 左は茜 右は粉末 奥の白いものは媒染剤のサッジュ 

合成染料染め絨毯であろうと、天然草木染め絨毯であろうと、気に入った絨毯を選ぶ事が大切ですが、個人的には、ほぼ天然草木染のゾランヴァリのギャベや、カシュガイ等の絨毯がおすすめです。どちらも弊社に置いてありますので、ぜひ見にきてください。

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