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その絨毯、触れるだけで壊れるかもしれません
「これ、ちょっと洗えばキレイになるよね?」
そう思ってうっかり…取り返しのつかないことに。
皆さんは「針より細い糸で織られた絨毯」があるのをご存じでしょうか?
トルコやペルシャの一部の高級シルク絨毯は、1本1本の糸が極細。
針の穴をすり抜けるほど繊細な繊維で、
1枚を織るのに数年かかることもある芸術品です。
でもそのぶん、「ほんの少しの力」で壊れてしまう可能性もあるのです。
なぜ、針でも破れてしまうのか?
私たち職人が修理や洗浄の際にまず確認するのは、
**「この絨毯に触れても大丈夫か?」**ということです。
なぜなら、織られている糸よりも太い針や器具を使うと、
その繊維を裂いてしまうことがあるからです。細かい絨毯を織る時は、針を使わないで編んで行けますが、織り上がった組織にはもう針は入れらません。
例えば、マフラーに野球のバットのような太すぎる針を刺したらどうなるか…。
布ではなく“糸そのもの”が切れてしまう。
そんなイメージです。
間違った洗い方で、壊れることもある
特にご自宅での「自己流の水洗い」にはご注意ください。
✔ 水に浸すだけで、糸が膨張したり縮んだりして織りがゆるむ
✔ 濡れた状態でブラシをかけてしまい、糸が裂ける
✔ 脱水で歪んで型崩れする
✔ 色が滲んでしまった
見た目では分からなくても、ダメージは確実に積み重なっています。
プロの洗浄は“絨毯に合わせた特注設計”
大成コーポレーションでは、このような繊細な絨毯は
「洗う前の診断」から入ります。
- 拡大鏡でダメージを確認
- 絨毯の種類に合わせたクリーニング方法の確認
- 水温や石けん、すすぎの回数までカスタム
1枚ずつ、「その絨毯にとってベストな洗い方」を組み立てます。
特に注意したい絨毯の特徴

以下に当てはまる絨毯は、ご自宅洗いは要注意!一度ご相談ください!
- 絹糸で織られたトルコ・ヘレケ産シルク(ウズペキ・デリンなど)
- ペルシャ・クム産の極細シルク絨毯(特に有名工房品 マスミ・ハギギ・ジャムシディ・ジェッディ・タバタバイなど)
- 手触りがツルツルで光沢がある
- 模様が“絵画のよう”に細かい
- 糸が抜けやすい、指で軽く引っ張ると浮いてくる
絨毯は、次の世代へ渡せる“文化財”
絨毯は、ただの床敷きではありません。
お子さんやお孫さんへ、受け継いでいける工芸品です。
だからこそ、
「なんとなく水洗いしたら壊れてしまった」
そんな悲しいことが起こらないように。
まずは、専門家に見せてください。
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