Case
施工事例

ペルシャ絨毯の房糸を無くす修理を承りました。東京都H様
メンテナンス・クリーニング概要
ペルシャクム産シルク絨毯 240×240
ご要望
- 水洗いでキレイにして欲しい
- 房を無くしたい
- 房が無い方のフチも直したい
料金
- 水洗い 134,860円
- 四辺のフチ10mを整えて(織り直しなど)ロックかがり加工 431,200円



お客様のお悩み「房を無くしたい」
「水洗いでキレイにして欲しいです。房もお掃除ロボットが咬んで破れて行ってしまったので、この際無くしたいと思っています。房が無い方のフチも、白い糸が見えてきて傷んでいるので直したいです。」
房(フリンジ)は経て糸の延長なので安易に切り捨てられない

絨毯の房糸はたて糸の延長です。絨毯は製造される時に屋台骨であるたて糸を通し、そこに横糸を通しながらパイルを結んで作られます。
そんな絨毯の「背骨」とも言えるたて糸の延長を切り取ったあと、切断面のままにしておけばほつれてしまいます。特に掃除機なんかかけてしまったら一発でボロボロに!
そのため、房をカットしたあと房をまた植えるか、エッジ巻きをするかなど、どう始末するのかがとても重要です。ここはお客様も仕上がり後の想像が難しいところなので、詳しく聞き取ることが大事だと思っています。
いかに違和感の無い糸を選ぶのかがポイント

同じクムの糸から厳選した糸(1時間くらい悩みました)で違和感なくキレイに仕上がってよかったです。織り直しもあったので数日かけてがんばりました。お客さんが喜んでくれると嬉しいです。(絨毯修理担当:モハンマディ・ターヘル イラン人ペルシャ職人)